実例

美術館テイストの美しいショールーム斬新な発想とアイデアが会社の歴史と歩みを表現”

株式会社デジタル・ナレッジ(以下デジタル・ナレッジ)は、1995年の創立以来、500組織を超える企業・専門スクール・学校のeラーニングシステムを起ち上げる「eラーニング」ソリューションベンダーのリーディングカンパニーだ。

「eラーニング」とは、インターネットやイントラネットを活用した双方向型のオンライン教育のこと。

受講者が離れた場所にいても気軽に研修や教育を受けることができ、仕事の合間に効率的に資格取得の勉強ができたり、企業が各拠点間で同時に研修したりすることができるため、知識の「eコマース」として人気が高く、これまで多くの企業の研修分野や学校法人の講義などの支援、さらに専門スクール等のビジネス支援など、お客様のニーズに対応するさまざまな「eラーニングシステム」を開発して着実に業績を伸ばしてきたデジタル・ナレッジ。 今回、約7年ぶりの本社移転を行った。

斬新な発想とアイデアが会社の歴史と歩みを表現

入口に「ON AIR」の文字を掲げた配信スタジオ。 大きな窓には特殊なガラスが使用され、正面から見るとスリガラスになっている。見学者が通るたびに教授中の講師の気が散らないための工夫だ。

エレベーターを出た瞬間から感動が始まるオフィス

デジタル・ナレッジの新しいオフィスは、エレベーターを出た瞬間から既にドラマが始まっている。
昼間は外光で明るいガラスのタイルの壁にロゴが輝き、開放されたドアの向こうに、新しい可能性が開ける期待を感じさせてくれるエントランスが覗く。

「このエントランスは、見た瞬間に一目惚れしました。昼間ここまで外光の入るエントランスは珍しい。コンパクトで明るいこの空間に当社のロゴを掲げれば、私たちの企業としてのこだわりが上手く表現できると思いました」(取締役管理本部長・近藤寿子さん)

エントランスは、本来テナント間の共有スペースだ。しかし今回は、交渉の末、特別に使用の許可を得た。 ショールームは、コーポレートカラーである赤と黒を基調とし、職人が手で塗り上げて独特の風合いをつくった白壁に、直接ディスプレイやプロジェクターを埋め込み、eラーニングのイメージに合った映像を映し出して、近未来型の美術館をイメージさせる空間を創出した。

「ショールームには、当社のeラーニングを体験できるパソコンも展示し、同時にプロジェクターで旬なコンテンツを公開することにより、お客さまに体感していただくことが可能になりました」

スペースの脇にはスタジオが2カ所設置されている。ここからオンラインで様々な講義などが配信される。収録中は「ON AIR」の文字が浮かび、来訪者がeラーニングを使ったライブ配信を体感できるように工夫した。このショールームがそのままデジタル・ナレッジのサービスをお客さまに提案するスペースとなっている。ITを駆使する近未来的なイメージの一方で、スタジオのドアや窓の枠は、絵画の額を思わせる黒い木彫りのデザインを採用、木のぬくもりを感じさせながら、フロア全体に心地よいアクセントを与えている。
そしてフロアの中央には、ランダムに赤と白のソファが配置され、そこに座ると、まるで美術館へ絵画鑑賞に来たような清ひつな空気を感じることができる。
セミナーのパンフレットなどを置く棚も埋め込み式になっていて、決して広くはないショールームがすっきりとして、より広くゆったりと感じられるようにデザインされた。本来なら床にスペースを必要とする家具・什器をすべて埋め込み式にしている。

「当社の代表が、ある会社のオフィスを見て、エントランスに会社のヒストリーがとてもきれいに展示されているのに感銘しました」

そこで、“うちの会社はこう進んでいくんだということを見せていこう!”というプランになり、会社の歩みを見せる美術館風のレイアウトが誕生した。
訪れるお客様の反応も一様に“すばらしい”と感動の言葉を口にする、それがまた嬉しいという。

全員一致でイメージを決めた近未来型フロア

移転を意識したのは1年くらい前からだった。

「以前のオフィスは2フロアに分かれていて、しかもビルの4階と8階だったんです。行き来がしづらかったことと、他の階の会社の方々にも迷惑がかかるという気持ちもありました。また創業2年目から7年いた雑司ヶ谷を移転して、同じ7年が経ち、会社がちょうど次のステップにさしかかっていたという感覚もありました。さらに市場的にも賃料相場が下がっていて、いい機会だと判断しました」

実はもう1カ所、同じエリアでより駅に近い場所にあるグレードの高いビルも候補に挙がっていたという。しかしそこで近藤さんは会社の代表と、自社のカラーに付いて話し合った。

「これから自社がどう伸びていくのかを考えたとき、独自のカラーが出せるのはどちらか、というのが選択の基準になりました。あちらは、グレード感はあっても行き先に迷ってしまうエントランスで、数年後には、またさらに大きいビルのフロアに移転すると予想されますが、こちらなら、この次の移転先は“自社ビル”になるのではないか?と。10年後、大規模なものでなくても、堅実に私たちの思いのこもった自社ビルで仕事をしているイメージが我々の目指す方向だと確信しました」

その決断の結果、物件が決定したのが2009年の年末。移転が完了したのが今年の3月初旬だったので、非常にスピーディーに移転を実現したことになる。この限られた時間内に、近未来と暖かさを融合したオフィスをともに創り上げた委託業者は、今回初めて提案を受けた会社だ。

「私たちは、レイアウトの提案をいただいてからイメージを固めるため、ほかにも2社コンペを行って提案をいただいていた。でも、こちらの提案、その2社に比べ非常にインパクトが強く思わず見入ってしまいました。当社が要望したことを、そのままトレースするようにカタチにしてきた2社に対し、私たちのコンセプをうまく捉え、そこからイメージを発展させて、私たちが思いもしないカタチにしてくれました。見た目がエキセントリックで、コンセプトが分かり易く、かつ美しく表現されていました。この会社さんとなら一緒にオフィスが創れるという期待が持てました。メンバー10人全員一致でこの会社さんの可能性にかける決心をしました」

新しいオフィス創りのパートナーが決まって、自分たちの発想力やアイデアも提案できるようになった。
移転のタスクチームは希望者を募り、さらに各部門から最低1人は参加してもらい、得意分野ごとに役割を分担しキックオフを行った。そして各部門で必要な机、棚などの数やスペースを出してもらい、定期的に打ち合わせを重ねた。
今年1月には、社員が一堂に会する恒例のニューイヤーレビューを開催し、まだ契約したばかりで何もない新オフィスのフロアにみんなが集まって、新しいオフィスへの展望を語りあった。そのため社員の中での移転ムードも盛り上がった。

「こちらが、レイアウトで要望したのは大会議室と、ガラス張りの会議室を維持したいということ、そしてスタジオスペースを作りたい、ということでした」

以前のオフィスでは、空きスペースをスタジオ替わりに使用していた。そこでは音漏れなどの問題もありどうしても専用のスタジオが欲しかったという。 また、ショールームにもこだわって、エントランスを活用するアイデアを考案した。オフィス部分は拡張性を考えて、2〜3年は人員が増えても大丈夫なようにスペースを確保。以前の2フロア合計約162坪からワンフロア約183坪と、スペースも若干拡張となったが、ワンフロアになってムダなスペースを無くしたことや、エレベーターホールを活用できたことなどでより広く感じられるオフィスとなった。

「いま社員の間で開発中のソフトに関連するゲームがはやってます」

新たなオフィスはスタッフのアイデアを活性化する役割も果たし、大いに新風が吹き込まれているという。

  • 床を大胆な漆黒にして、壁は「ジョリパット」という職人が手で塗り上げる左官工事で、独特の暖かい風合いの白色にまとめた。壁に埋め込まれた映像画面などが美術館にいるような雰囲気をつくるショールーム。
  • 余計な家具・什器を極力排しスッキリとした印象を醸し出している。埋め込みの高さや間接照明の当て方など、訪れた人がゆったりとした気持ちで気軽に手に取って見られるように工夫している。
  • コンパクトにまとめられた会議室。白と黒を基調としチェアの背もたれの赤がアクセントになっている。

取材協力

株式会社デジタル・ナレッジ 取締役管理本部長

近藤 寿子 様

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